
仕事の移動中など、ちょっとした空き時間で、交通費の精算や会計データの入力をしたいと思ったことはありませんか?
「それが出来れば確かに便利だけれど、会計ってPCで大きな表を眺めながらするイメージ」という方、今はスマホでも会計アプリを入れれば、会計業務が出来るようになりつつあります。
法人携帯用の契約プランが用意されているものもありますし、無料版が用意されているものもあります。
外出の多い営業や経営者の方は必見です。
目次
1.法人携帯におススメの会計アプリ~PCと連動してより便利に使いたい場合の3つ~
まずおススメするのは、移動が多く社内にいる時間が短い、営業の方などに向いている会計アプリ「MFクラウド経費」です。
最初に述べておきますが、このアプリには注意点があり、あくまで同社の「MFクラウド会計」や「MFクラウド給与」と連動して使い、利便性を高める事を目的としたアプリであるという事です。
このアプリ単体での使用はしないようにしてください。さて、「MFクラウド経費」ですが、面倒な経費精算の際の項目入力を、自動で行うという事にこだわって作られています。レシートや領収書などをカメラで撮影すると、自動で文字データを読み込み登録してくれます。
また、クレジットカードや電子マネーに関しては明細データを自動で取得し、経費登録します。さらに、このアプリには学習機能があるため、一度入力した際の仕訳をルール化し、以降はその学習したルールで仕訳を行います。
つまり、使えば使う程、自分で登録する手間を少なくすることが可能です。毎月月末に、溜め込んだ多くの領収書で悩まされる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
次におススメなのは「MFクラウド経費」と同じ会社が出している、「MFクラウド会計・確定申告分析アプリ」です。これはデータの分析を主な機能とした会計アプリで、このアプリで会計業務を行うことは出来ません。特徴としては、まずインターフェースが分かりやすいということが挙げられます。
見づらいインターフェースだと、その画面を理解すること自体に時間がとられてしまう、ということが起こりがちですが、このアプリは見やすくて理解に時間がとられません。また、スマホとPC間で素早くデータが同期します。
銀行口座やクレジットカードのデータも一元管理するため、お金の流れを容易に把握出来ます。法人の銀行口座のデータも同様で、自動取得しながらキャッシュフロー分析を行ってくれますので、とにかく財務的なことを見たい経営者に向いているアプリとも言えます。
最後におススメのアプリは「弥生会計ビューア」です。損益計算機能までついた、本格的会計アプリです。そのままで勿論便利に使えますが、PC版からデータをインポートすることが出来るため、既にPCで弥生会計を使っているという方は特に便利に使えます。無料版もありますが、その場合は損益計算機能が制限されますので注意が必要です。
2.法人携帯におススメの会計アプリ~とにかく色々使いたい場合の2つ~
ここで最初に挙げるのは、「会計アプリfreee」です。これも既にご紹介した「MFクラウド経費」と同じように、レシート撮影でデータを自動登録出来たり、クレジットカードデータを自動取得してくれる機能があります。
しかし、さらに特徴あるものとして、初心者が迷いがちな勘定科目の入力は、ガイド付きで分かりやすく指示が出るようになっていたり、質問に答えていくだけで、最終的には確定申告書が作成されるという機能があります。
こうした点から、会計初心者の方や個人事業主の方には向いているでしょう。注意すべき点は、「会計アプリfreee」には様々な契約プランがあり、同じ法人契約であってもPCと法人携帯のスマホでは料金が異なる点です。また、スマホであっても通常の法人プランと個人事業主プランとで分かれていますので、気を付けましょう。
次のおススメアプリは、「ジムー見積書請求書」です。これはスマホで見積書と請求書が作成できるアプリです。「取引先から今日中の見積書を頼まれたけれど、今日は他の取引先にも行く予定がある」などの時に、移動時間を賢く利用出来ます。
見積書も請求書も、日付や件名、金額などを入力していくだけで作成され、簡単です。さらに、一度取引先などの宛名を入力すると、自動で登録しておいてくれるため、繰り返しの作業の手間を省くことが可能です。
また、このアプリでは、作成した見積書や請求書を印刷して書面にするか、ファイルとしてメールで相手に送信するか、選ぶことも出来ます。営業の方だけではなく、事務員などを雇わずに1人で何でもこなすタイプの経営者の方は便利に使えるのではないでしょうか。
3.まとめ
これまで、おススメの会計アプリの一例をご紹介してきました。その中には勿論、会計業務全般を本格的に行う事の出来る「弥生会計ビューア」のようなものもあるのですが、経費精算に重きを置いたもの、分析機能が主眼のものなど、どちらかというと得意分野がはっきりしているものが多いと言えます。
スマホに会計アプリを入れて使用する際には、自分の使用状況や用途などを考えて、それに合ったものを選んで使うと、使用時の満足度も高くなるかもしれません。